飲酒運転違反罰則強化への個人的所感
先日より飲酒運転の罰則の内容が引き上げられました。
前にも書いたようにあくまでも個人的責任の域を越えないと私自身は考えます。
しかし、飲食店を経営し酒類を提供する者の責任として、昨年より指名ドライバーなどの各種のサービスを始めています。
かつて私が弟の会社で統括していた時代に県の条例に触れたとして摘発されたことがあります。
それは「未成年者飲酒喫煙幇助」の喫煙の部分です。
大型カラオケ店を運営していた私は下校後の高校生でいっぱいの部屋で様々な現状を突きつけられました。
灰皿を出さないでおくと、その吸殻をお絞りなどで消してそれをモニターの背後に隠したり、電気のかさに隠したり、もっとも頻繁だったのはソファで消されるということです。
学校ではないので持ち物検査をするわけにもいかず、注意しか出来ませんでした。
しかし、一気に入れば250名を越える建物の中で万が一火災が発生すれば他のお客さまや近隣の方に多大な被害が及んでしまうと考えた私は、「あくまでもどんなシーンにせよ、火災は起こさない為」の灰皿をマイクセットに入れる決意をしました。
警察からの指導もありましたが、結局補導された高校生が「灰皿を渡された」といった為、私個人と法人としての会社とアルバイトまで取り調べを受けることとなってしまったのです。
取調べでは「火災が発生したらあなたは責任を取れるんですか?」と聞きました。
すると「そんなことは裁判所に行って訴えてくれ。今はそんな話はしていない。」と言う答えでした。
未成年に喫煙を禁止するのは法律であり法治国家である日本ではそれが正しいとされています。私もその法のお陰で安全に暮らしている一人なのでこれが悪法だとかは一切思いません。
しかし、一方を取り締まる法によって必死にその現状に対応しその他の人々が安全に過ごせるようにと奮闘しているものが法によって裁かれるという矛盾したことも起こります。
最終的には「不起訴」という結果になりましたが、これも社会生活の中で起こり得ることでもっと細心の注意を払うべきだったとも思っています。
今回、法改正により飲酒運転は減少すると思います。それは非常に良いことだと思います。
ただ一点思うことがあるとすれば、私どものような車社会の郊外に立地する店舗にとっては非常に偏っていると思うのです。
あの悲惨な福岡の事件も郊外で発生しています。
飲酒運転を取り締まる方に比重が偏るのは仕方ないとも思います。
しかしながら、何らかの機関を設けてより飲酒運転をし難くする為の努力もしないといけないのではないでしょうか。
罰則ばかりを強化したらまた更なる悲劇が起こりかねないと危惧します。
そんなことを考えながらも、昨日は「タクシー5%オフは助かるなぁ。ここのお店はあの福岡の事件からすぐに対応していたものなぁ。」とお客さまに言って頂き、やはり飲食店サイドの努力も不可欠だと痛感致しました。
私も二人の子供を持つ親ですから、お酒を売りながら親としての自分を考えた時に何もしないということが罪悪感に直結してしまうのです。
企業努力とは目先のことを追いかけるのでは無く、またその大小を憂うものでもなく、小さくともその事柄に対して真摯に向き合うべきだと思うのですが、やはりこれはバランスをもって法に向き合う国の使命についても考えなければいけないと思います。
一気に三人のお子様を失われたことを考えると胸が痛みます。。。
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